中尾光輝、岡本忍、藤沢貴智、中村保一(かずさDNA研究所)かずさアノテーション:持続可能な遺伝子アノテーション整備のための新型システム

2008/12/09-12に神戸で開催されたBMB2008でポスター発表をしました。

かずさアノテーション:持続可能な遺伝子アノテーション整備のための新型システム
Kazusa Annotation suite: new generation gene annotation system.
中尾光輝、岡本忍、藤沢貴智、中村保一(かずさDNA研究所

かずさアノテーションhttp://a.kazusa.or.jp/)は、複数のウェブアプリケーションから構成する遺伝子アノテーションの維持(追加や編集)や利用(集約や分配)のためのシステムである。このシステムの設計のために、遺伝子アノテーションのライフサイクルの分析をおこない、よりよいアノテーション整備に必要な性質:検索性や到達性、維持性、再利用性を向上するための機能をもつことを目指した。よいアノテーションシステムには、すばやく目的のアノテーションを検索できること(検索性)、目的のアノテーションをいつでもどこからでも参照できること(到達性)、かんたんに追加編集などの維持作業がおこなえること(維持性)、必要なアノテーションだけ取り出して再利用できること(再利用性)が必要である。
さらに、かずさアノテーションでは、アノテーション単位を再定義し、既存の遺伝子アノテーションから、たんなるメモ書きのようなものまでを記述可能にし、検索、集約可能にしている。それによって、ゲノムプロジェクトにおける遺伝子アノテーション整備作業から日常的な論文の抜き書きやメモまでを同一システム上で扱うというスケール性を実現した。
かずさアノテーションは、これらの設計に基づく機能をソーシャル・ウェブ・アノテーションやソーシャル・ブックマークの仕組みのうえに実装している。


KPT

Keep
  1. 発表する。
  2. A4 印刷。
Problem
  1. 聴衆が少なかった。(ポスター件数が多すぎる、テーマが分散しすぎてる、内容がしょぼい?)
  2. ポスターの作成に手間取る。分類の概念が直行しているか不安。
  3. OmniGraffleでは透過色のオブジェクトに陰をつけると、陰が透過して汚くなる。
Try
  1. より多くのひとの耳にとどけるために、口頭発表に採択されるようにする。
  2. 普段から、着想を解析し分析し、言語化する。

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